1-11_土台を作る⑪開始前質問と理解度クイズを作る

土台を作る ⑪
開始前質問と理解度クイズを作る
1講義につき、質問1問とクイズ3問を用意します。
ここで作ったクイズは、復習問題として自動で使われます。
記憶に定着する仕組みを、講義の中に組み込みます。
記事 1-11 / 全69回 │ フェーズ①:準備

※Copilotにて制作したAI画像
講義ができたら、その講義に2種類の問いを付けます。開始前質問(1問)と、理解度クイズ(3問)です。
どちらも会員サイトの機能として用意されているので、あなたがやるのは中身を作って入力することだけです。そして、ここで作った理解度クイズは、そのまま復習問題として自動的に再出題されます。本コンテンツでは、課題を提出させたり、一人ひとりに添削を返す設計にはしていません。この復習問題が、その役割を担います。
作るのは1講義につき合計4問。AIを使えば、1講義あたり5分ほどで用意できます。

① なぜ、この2つで記憶に定着するのか
人は、聞いただけの内容をほとんど覚えていません。ところが、次の3つを組み合わせると、定着率は大きく変わります。

特に2つ目が重要です。もう一度動画を見返すより、「何だっけ」と思い出す作業のほうが、記憶に残ります。だからこそ、講義の直後にクイズを出す意味があります。
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📌 復習は、受講生が何もしなくても始まります 理解度クイズを3問作っておくと、会員サイトが自動で復習タスクを作ります。 受講生がダッシュボードを開くと、その日やるべき復習が表示されます。 運営者が「復習してください」と連絡する必要はありません。 逆に、クイズを作っていない講義には復習タスクが作られません。ここが分かれ目です。 |
② 復習はいつ出るのか
クイズを作ると、1つの講義につき5回の復習が自動で予約されます。間隔は、忘れかけたタイミングに合わせて少しずつ広がっていきます。

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仕組み |
内容 |
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表示期間 |
予定時刻から24時間。その間にダッシュボードへ表示される |
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逃した場合 |
以降の復習が1日ずつ後ろ倒しになる。消えてしまうわけではない |
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出題順 |
毎回シャッフルされる。並びを覚えてしまうのを防ぐため |
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まとめ復習 |
複数講義の復習がたまると、まとめて出題される |
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💡 だから「3問」なのです 問題数を増やすと、復習のたびに負担が大きくなり、受講生が逃げます。 3問なら1分で終わります。1分なら、5回繰り返しても苦になりません。 「量を減らして、回数を増やす」のが、記憶に定着させる基本の考え方です。 |
③ 開始前質問の作り方(1問)
講義を見る前に表示される、選択式の質問です。目的は正解を当てることではありません。「自分は何を知りたいのか」を一度考えてもらうことです。
これがあると、受講生は答えを探しながら講義を見るようになります。同じ動画でも、受け取り方が変わります。
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項目 |
ルール |
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質問文 |
「学びたいことの確認」のような、短い問いかけ1つ |
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選択肢の数 |
2〜5つ。3つが使いやすい |
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選択肢の長さ |
短文にする。1行(15〜20文字程度)に収める |
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正解 |
ありません。どれを選んでも先に進めます |

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📌 選択肢は「学びたいことの違い」で分ける 良い例:「基礎から知りたい」「手順だけ知りたい」「失敗例を知りたい」 この3つは、求めているものがはっきり違います。選ぶときに一度考えることになります。 逆に「よく分かっている」「少し分かる」「分からない」のような理解度の質問は、 考える材料にならないため、効果が薄くなります。 |
④ 理解度クイズの作り方(3問)
講義を見た直後に出題される、選択式のクイズです。ここで作った問題が、そのまま復習問題になります。
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項目 |
ルール |
|---|---|
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問題数 |
3問。多くても3問までにする |
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選択肢 |
2〜5つ。4つが作りやすい |
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正解 |
1つだけ。正解の選択肢番号を指定する |
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解説 |
1〜2行。なぜそれが正解かを短く書く |
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ポイント |
正解で加点、不正解でも加点される(受講生は損をしない) |
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⚠️ 「覚えているか」ではなく「使えるか」を問う 悪い例:「この講義は何章構成でしたか?」——覚えていても意味がありません。 良い例:「提案文の冒頭に書くべきなのは次のうちどれ?」——実際の判断を問うています。 復習で5回出す問題です。5回思い出す価値のある内容を選んでください。 講義の中で「ここが一番大事」と言った箇所を、そのまま問題にするのが確実です。 |

⑤ そのまま使える文例
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📝 開始前質問の文例(動画編集の講義) 質問文:学びたいことの確認 1 基礎から知りたい 2 手順だけ知りたい 3 失敗例を知りたい |
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📝 理解度クイズの文例(3問) 【1問目】提案文でいちばん大事なのは? 1 自己紹介を丁寧に書く / 2 相手の課題に触れる / 3 実績を数字で並べる / 4 料金を先に書く 正解:2 / 解説:相手は「自分の課題を分かっているか」を見ています。 【2問目】未経験者がやりがちな間違いは? 1 提案文を短くする / 2 テンプレートをそのまま送る / 3 納期を明記する / 4 作品を添える 正解:2 / 解説:使い回しは読めば分かります。1文だけでも相手に合わせて書き換えます。 【3問目】返信が来ないとき、まず見直すのは? 1 応募する件数 / 2 冒頭の2行 / 3 料金設定 / 4 作品の本数 正解:2 / 解説:最後まで読まれていない可能性が高いため、冒頭から直します。 |
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💡 解説は1〜2行でよい 解説が長いと、復習のたびに読む負担が増えます。 「なぜそれが正解か」を一言で書くだけで十分です。 詳しい説明は講義本体にあるので、ここで繰り返す必要はありません。 |
⑥ 入力する場所
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1 |
会員サイトの管理画面で、該当する講義を開く |
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2 |
「③ 開始前質問」のタブに、質問文と選択肢(2〜5つ)を入力する |
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3 |
「④ 理解度クイズ」のタブに、3問ぶんを入力する |
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4 |
各問題に、選択肢・正解の番号・解説を入力する |
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5 |
保存する。これだけで復習タスクが自動的に作られる |
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🔧 ここは弊社が対応します 開始前質問・理解度クイズ・復習タスクの仕組みは、会員サイトに実装済みです。 選択肢の番号は自動で振られるので、テキストだけ入力してください。 入力場所が分からない場合は、お問い合わせください。 |
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📌 未入力でも講義は動きます 開始前質問もクイズも、入力しなくても講義は公開できます。 ただし、クイズがない講義には復習タスクが作られません。 第1回ぶんの講義を作るときに、あわせて4問も用意しておくのがおすすめです。 あとからまとめて入力しようとすると、たいてい手が止まります。 |
AIを活用する(おすすめ:Claude)
4問とも、講義の内容を渡せばAIが作ってくれます。1講義5分で終わります。
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1 |
作った講義の台本(記事1-7)または本文(記事1-8)を用意する。 |
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2 |
下のプロンプトと一緒に Claude に貼り付ける。 |
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3 |
出てきた4問を確認し、事実と違う箇所だけ直す。 |
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4 |
会員サイトの該当タブに入力する。 |
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💡 Claude への指示(プロンプト)例 ― 開始前質問1問+理解度クイズ3問 次の文をそのまま貼り付けて、〔 〕の中をあなたの内容に置き換えてください。 あなたはオンライン講座の学習設計の専門家です。次の講義内容をもとに、開始前質問1問と理解度クイズ3問を作ってください。〔ここに講義の台本または本文を貼り付ける〕。対象は〔ターゲット〕です。 【開始前質問】①質問文は「学びたいことの確認」とする ②選択肢は3つ ③各選択肢は15〜20文字以内の短文にする ④「基礎から知りたい」「手順だけ知りたい」「失敗例を知りたい」のように、求めているものの違いで分ける ⑤正解は設けない。 【理解度クイズ】①3問 ②1問目はこの講義でいちばん大事な原則、2問目はやりがちな間違い、3問目は実際の場面での判断、を問う ③各問の選択肢は4つ、いずれも1行に収まる短文 ④正解は1つだけ。正解の番号を明記する ⑤解説は1〜2行で、なぜそれが正解かだけを書く ⑥「何章構成でしたか」のような暗記問題は作らない。 このクイズは20時間後・3日後・7日後・14日後・30日後に繰り返し出題されます。5回思い出す価値のある内容にしてください。 出てきた内容は、必ず一度自分の言葉や状況に合わせて整えてから使いましょう。 |
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💡 補足 推奨モデルは Opus(オーパス)4.8 です。 Claude の料金(無料枠と有料プラン)や基本的な使い方は、記事1-2にまとめています。 |
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記事1-11 あなたがやること |
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記憶に定着する3つの仕組み(事前に問う・思い出す・間隔をあけて繰り返す)を理解した |
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クイズを作らないと復習タスクが生まれないと理解した |
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復習が5回(20時間後・3日後・7日後・14日後・30日後)出ることを確認した |
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開始前質問を1問作った(選択肢は短文で3つ) |
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選択肢を「学びたいことの違い」で分けた |
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理解度クイズを3問作った |
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1問目=原則/2問目=間違い/3問目=判断、に割り振った |
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暗記問題になっていないか確認した |
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☐ |
解説を1〜2行で書いた |
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会員サイトの該当タブに入力した |
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